IAESTE デメリット(少し詳しく)
おはこんばんにちは!!
tenuoです。今回は、IAESTEのデメリットについて話します。
なぜ、メリットを書かないかというと、IAESTEで他の国に行って、実際の体験を書いている方は多くいる一方で、デメリットについて書いている方はいないからです。というより、私自身は全く見たことがありません。
とりあえず、私自身が今回、IAESTEで行けなかったので、このデメリットとその弊害について記載します。(初めのオファーに受からなかった場合の話です)
では、主に何がデメリットとその弊害なのかということですが、お金と時間です。
お金については、簡単です。
IAESTEにかかる登録料のことです。一度お金を払い、マッチングを一度でも始めてしまった場合、決して返金されることはないので、注意が必要です。
お金は、学生が払う値段としては高いと僕は思います。そして、インターンに行けてもいけなくてもお金はマッチングが始めてしまうと、返ってきません。絶対に返金されないというところが、つらいことだと思います。
次に時間です。
この時間は、いろいろな時間(インターン、研究)です。私にとっては、来年に就活を控えているので、夏季インターンに参加することができませんでした。また、CVやCover letterなど、いろいろなものを書くための時間なども取られます。結果、研究に割けない時間が多くあったり、授業が取れないなど(いつ結果が出るのかオファーによってはわからないため)いろいろな弊害があります。
初めのオファーで受からないということは、その時点で、二度とお金がかえって来ることはありません。また、ある意味切羽詰まった状況の中で、オファーを自分で探す必要があり、頻繁にオファーサイトを見る必要があるので、そこにも時間がとられます。
以上より、初めのオファーで受かればハッピーですが、落ちれば待っているのは地獄です。やったことがほぼ全て無になるので。以前にも書きましたが、両極端ですね。
IAESTEは、派遣候補生が何人いて、最終的に何人がアクセプトされてインターンに参加できているのかといった具体的な数字に関しては、どこにも掲載していません。IAESTE側からすると、そのようなデータを出せば、受験生が減るかもしれないからと私は考えていますが...
いずれにしろ、毎年、何人か私のようなインターンに参加できていない者がいるとしても不思議ではないと思います。
最後に、この記事を読んでくださった方ありがとうございます。この記事を読んでいていただいて、改めて、IAESTEに参加するかどうかを考えてください。いろいろなブログにIAESTEの良い情報がある一方で、よくない情報があるのもまた事実です。
私と同じような学生が出ないことを、切に願っております。
IAESTE メリット・デメリット 流れ
おはこんばんにちは!!
tenuoと申します!
この記事が、ブログ初投稿となります。
私は、去年の冬から今年の夏にかけてIAESTEに参加しました。
結果から先に言うと、いろいろあってインタ-ンに参加することはできませんでした。
とはいえ、自分自身がIAESTEのシステムをよくわかっていなかったというのもあるので、この記事を見てくださっている方に、IAESTEがどういったものなのか、そしてメリット/デメリットは何なのかということを説明したいと思って書いてます。
IAESTEとは?
IAESTE(イアエステ)とは、理系大学生・院生が、自分の専門分野に関連のある外国の企業・大学・公的研究機関での有給インターンシップを仲介している非営利組織です。
どんなことができるのか?
海外での就業体験や研究に対する考え方、暮らし・文化などいろいろなことを体験できます。もちろん、実際に、そこで英語などを使い、コミュニケーションをとるので、語学力の向上にもつながります。
メリット
大きく分けて4つあります。
・派遣先に滞在している間、有給であること
・旅行と違って、現地の人と密に交流しあえること
・語学力が向上すること
・自分の専門分野の知識や考え方を別の言語から補強できること
デメリット
これも大きく分けて4つあります。
・派遣国によっては、主言語が英語じゃなく現地語を覚える必要がある
・国によっては、貰える給料が、生活費よりも少ないことがある(らしい)
・滞在期間が長くないと、自分の出費がどうしても大きくなってしまう(航空費、保険代など)
・運が悪いと、そもそも行けない
以上のように、メリットとデメリットがあり、両極端なのかなと思います。
メリット/デメリットは、ここまでにして、これから、IAESTEの大まかな流れについて書いていきます。
大まかな流れ
1. IAESTEに申し込む(履歴書とかを一部英語で書く)
2. 面接(某国立大学で面接)
3. 数週間後にネットで合格者番号が掲載される
4. 前期生のインターン報告会がある
5. 実際に、自分の専門分野にあったオファーが割り当てられる
6. CVやCover letterとかを書き、専用のサイトでpdfを提出
7. アクセプトされたら派遣国の事務局の方と、メールでやり取り
8. 現地に向かい、インターンシップ開始(のはず)
ここまでが、私が知っている情報になります。私は、インターンシップに行けてないので、行くまでの流れについてしか説明できないことはご了承ということで。
以上のように、スムーズにいけば、何事もなくインターンに行けて終了です。しかし、スムーズにいかないと、泥沼化します。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
まず、5の前に、自分の専門分野をFacebookでいう必要があります。このとき、自分の自己紹介と、国/派遣期間/内容のどれを重視しているかを自分で入力する必要があります。つまり、この3つの要素が全て自分の思い通りにかみ合うことはほぼないと思ったほうがいいということです。
派遣先を割り当てている人は、全学生の全研究分野を細かく知っているわけではありませんので、Facebookでの自己紹介は、できるだけ詳しく書いたほうが良いと思われます。詳しく書かなかった場合、自分に合ったオファーになる可能性が低くなります。
そもそも、オファーは、2種類あります。簡単に言うと、自分専用のオファーと外国の学生と競うオファーの2種です。
自分専用のオファーは、上記の最初に割り当てられたオファーのことです。これは、比較的容易です。というのも、派遣先と自分の一対一で、オファーの内容に適しているかの受け入れの判断がされるからです。はじめは、このオファーにしか申請ができません。
アクセプトされた場合:
あとは、派遣先と連絡をして、可能ならば、自分で派遣期間の延長交渉などができます。
アクセプトされなかった場合:
このオファーからは拒否されたことになるので、他のオファーを専用のサイトで探すことになります。ここからは、外国の学生と履歴書で戦うことになります。一つのオファーに対して、受け入れられるのは一人(or二人)なので、人気があれば、一つのオファーに何人も申請することになります。
ここで、考えてみてください。他国(特に欧米圏)の人と、日本人のどちらを一般的にとるでしょうか?どちらが、英語をコミュニケーションとして上手に用いることができるでしょうか?当然、他国なんです。特に日本人は、英語ができないと思われています。なので、ここから勝ち取るのは相当厳しいと思ってください。
幸い、何度もオファーに申請することはできますが、申請期間は最初のオファーを落とされてから(4月の半ば)、6/30までが期限です。そして、一つのオファーに対して結果が出るのが、2週間以上はかかるので、あまり時間はないと思ったほうが良いです。
では、どうすれば他国の学生と戦って、勝てるのか?
私は、勝つための要素として3つあると考えています。
・語学力(TOEFL等のスコアや帰国子女)
・専門内容がどれだけオファーの内容と近いか
・CVやCover letterでどれだけアピ-ルできるか
語学力
語学力は、必須です。確かにIAESTEの基準では、TOEIC650点以上の人は、IAESTEに申し込めると書いてありますが、実際の派遣生は、ほぼ800点以上持っています。なので、どんなに低くても700点以上はないと厳しいと思います。
TOEICに関しては、800点以上は必要だと思っていますが、このスコアを派遣先の人に見せて通用するのかっていう話です。そもそも、TOEICは、英語ができない日本人や韓国人のために作られたテストです。なので、世界共通の英語のテストはIELTSかTOEFLになります。他国の学生と競うと考えた場合、TOEFLやIELTSでできる限り高いスコアを持っておくことが望ましいです。
専門内容
これは、運です。自分の専門内容と近い、もしくはほぼ同じのような内容のオファーに出会えるかは、運の問題になります。ですが、新しいオファーは日々更新されていくので、頻繁にオファーサイトを見たほうがいいです。
CVとCover letterでのアピール
ここが、一番重要です。というのも、自分が今までにどんなことをしてきて、このオファーでどう貢献できるかを、説得力のある文章にしてアピールしなければならないからです。直接関連がなくても、自分で調べてどういう風につなげれば、関連があるのかを考えて、CVとCover letterに書いてください。就活と同じです。ここで、自分の語学力に関連することをある程度アピールできれば、上記の語学力を示すこともできます。
例)
大学では、留学生と同じ寮に住んでおり、頻繁に英語でコミュニケーションをとっていた
結局のところ、自分が今までどういう風に成長してきたかを書けばいいだけです。就活と同じです(二度目)。ただし、自分が作成したCVやCover letterの文章は、絶対にキャリア支援の人や英語の先生などに添削してもらってください。自分が書いた文章が他人に伝わる文章かどうかはまた別の問題だからです。
以上の三点ができていれば大丈夫です。結局、運が絡みますが...